大型特殊の免許

大型特殊免許(中折れ式)

【大型特殊の実技試験】

試験場によって中折れ式(ホイールローダー:四駆で前輪と後輪の間の車体が折れ曲がる)なのか後輪操舵(ショベルローダー:後ろの車輪が動く二駆タイプ)のどちらかです。

今回の記述は中折れ式(ホイールローダー)です。
操舵が油圧なのでハンドルの切れ角と実際の舵の切れ角が一致しないのでハンドルについているポチの位置はハンドルを切った後にもどしても同じ位置にあるとは限りません。

大型特殊一種免許は70点で合格です。大型特殊二種免許は80点で合格です。
大型特殊二種免許は指導員になるとかフルビット(フル免許)を目指している方が取るようです。
どちらの試験も方向変換が課題に入っています。一種免許と二種免許では多少コースに違いがあるくらいです。府中試験場では大型特殊二種免許の場合、高さ制限がある短いトンネルをくぐります。必ず上部に書いている高さ制限の文字を確認しましょう。


普段作業場で特殊車両に乗られている方であればバケットの操作には慣れていらっしゃると思います。
あくまでもこの試験は大型特殊車両で道路を走る免許を取る為の試験ですので法令に法った走りをしなければなりません。

(手順)
車体の後ろをまわって運転席を過ぎてバケットの中を確認、車体の下を確認したら後方確認をして座席に乗ります。

ドアロックをかけます。

シートは前後に動きます。座席を低くしたい場合にはハンドルを持って体重をかけるとその分沈みます。

ミラーを合わせてシートベルトをします。

準備ができたらエンジンをかけて下さいという試験官の指示に従ってエンジンをかけます。
・バケット操作のロックは右側にある細いバーを上げて行います。
・バケットのアームを少し上げます。バケット操作用のレバーを手前「↓方向」にちょいと動かす。(40cmくらいが良いようですがほんとにちょっと上げる感じ)バケットの位置が低すぎる時には試験官に指摘されるはずです。(ちなみに低い方が安定した走りができます。)
その後にバケットを起こします。バケット操作用のレバーを「←方向」にしっかり動かすと自動的にバケットは起きます。

これらの操作を知らない場合は試験官に教えていただけます。
バケット操作が終わったらバケット操作のロックバーは下げます。(走行時にこのバーに触る危険性が有る為)

(ここから走行)
AT車なので楽ですよ。(府中試験場2012年現在のホイールローダーは変速ギアはありません。ニュートラルと前進とバックに入れる為のバーが一本あるだけです。2015年も同)
ブレーキを踏んだ状態でギアを前進にして、ハンドブレーキを下し、右合図を出し5点確認(二種の場合は7点確認の方がよろしいかと思います。ただし短い時間で的確にです。)して発進です。
大特ギアAT.jpg
試験開始地点までは慣らし走行です。この間にしっかりアクセルを踏んで車体の動きを体感する事をおすすめします。
ここからは試験官の指示に従って走行する事になります。

コースに関しては、ここで記載するまでもないですね。

発着所に戻ってきたら、先ずハンドブレーキを引き、ギアをニュートラル「N」にします。
バケット操作のロックのバーを手前に引きます。
バケットを試験前に停止していた時の角度まで倒します。
バケットの右手前に三角の爪が見えると思います。その爪が垂直に立つくらいまで「→方向」にレバーをちょこちょこと加減して動かします。
次にアームを動かしてバケットが地面に着くまで「↑方向」にレバーを動かします。この時にもやさしく加減してください。思いっきりやっちゃうと地面にガン!!ですよw

バケット操作のロックの為に細いバーを上げてエンジンを切ります。
後方確認して下ります。
車体の前を回って試験官の元にいきましょう。

【大型特殊・ホイールローダーの走り方ワンポイントアドバイス】
大型特殊の免許を取られる方は、ほとんどの方が何かしらの運転免許はお持ちだと思います。

中折れ式のホイールローダーは内輪差がありません。
前輪が通った場所を後輪が通ります。
普通車の感覚でハンドルを切ると左折大回りになってしまいます。

なので左折のふくらみが出ないよう、また、キープレフトを心がけるためにも車体の感覚をしっかり覚えた方が良いと思います。
最初に車両に乗り込む前に車体の左がどれだけ開いているかを見て車両に乗り込んだ時にミラーで見てみてください。
自分の前の受験者がひどい停車をしていた場合はどうしようもありませんが、きちんと停止できている車両であれば、バケットを40〜50cm上げた時にバケットの先端の爪が左縁石に重なって見えていると思います。
その状態をキープしながら左折すると左折時の大回りはなくなります。
走行も同じく、キープレフトできるという事になります。

ハンドルには他の車両のように「あそび」がないのでハンドルの切り足しや修正があると車体は振れます。
ハンドルの丸いポチを左手で操作する場合、左手の位置が12時どころか2時くらいの位置になっている事もあるはずです。それでも右手はハンドルの斜め下くらいに置くようにした方が良いと思います。完全な片手運転は×です。
ちなみに車体が振れ始めたと思ったら右手でハンドルをしっかり押さえ込んでアクセルを少し踏み込んでみてください。また、車体が振れる時は必ずといって良いほど車体が少し折れている時です。
バケットが水平に見えているかどうかを見てみると良いかと思います。

確認は普通車、その他の車両と同じ手順です。
とにかくアクセルをしっかり踏み込んで走る事、エンジンブレーキだけで速度を落としていては走れていないという事になります。
アクセルをベタ踏みしても25km/hから30km/hくらいしか出ません。
思い切ってアクセルを踏む事で車両そのものに慣れるのも早いと思います。

スムーズに走れるようになると視野が広くなります。視野が広くなると運転に余裕が出てくるので確認もしっかりできるようになります。
左のタイヤ付近にばかり視線がいくと視野が狭くなり、結果速度も出せなくなります。
気をつけましょう。

車体の動きにどう対処して良いかどうしてもわからないという方は二俣川試験場で練習ができるので、そちらで一度練習されると良いと思います。
大型特殊一種であれば指定自動車教習所で取れます。
二種は試験場のみですね。

東京都内には練習場がありませんorz

頑張って下さい!


【大型特殊自動車】
全長12.0m以下、全幅2.5m以下、全高3.8m以下。
最高速度: 制限なし※ただし時速49キロ以下の自主規制あり。
総排気量: 制限なし。
税金:  固定資産税。
ナンバープレート:公道を走る場合のみ必要(おおむね白色、中板165ミリ高・330ミリ幅、9,0ナンバー)。
車検: 公道を走る場合のみ必要、構内のみの場合不要。
自賠責保険: 公道を走る場合は必要、構内だけ走行なら不要。
運転免許:  公道を走る場合は、大型特殊免許あるいは大型特殊二種免許が必要。


大型特殊車両で作業現場等で作業を行うためには、車両系建設機械運転者の資格(車両系建設機械(整地等)運転技能講習修了証所持)または、建設機械施工技術検定の1級第一種か2級第一種の合格証所持が必要です。
コマツや、キャタピラー、日立などで資格を取る事ができます。

資格取得の予約は早めに入れた方が良いみたいですよ。

何もかもロボット任せの車両運転時代になる前に経験しておきたいものです。(*^_^*)

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